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2025年 8月 22日 勉強のモチベーションの保ち方
こんにちは、東進ハイスクール平塚校担任助手の中村創詩です。
生徒の皆さんは明後日に模試を控えて、夏休みも佳境に差し掛かりました。ここまで頑張って来れた人も、頑張れなかった人も、気を引き締め直して最後まで走り切りましょう!
さて、今回のテーマは「勉強のモチベーションの保ち方」ということで、受験生にとって一つ大きな課題になりやすい部分かなと思います。ここでは、モチベーションを保って受験勉強を最後まで完遂するために皆さんに持っておいてもらいたい2つの考え方を紹介しようと思います!
1. 困難は分割せよ
一つ目は、「困難は分割せよ」という考え方です。17世紀の哲学者ルネ・デカルトはその著書『方法序説』の中で次のように述べています。
”Divide each difficulty into as many parts as is feasible and necessary to resolve it.”
「すべての困難は、それを解決するために可能かつ必要なだけ多くの部分に分割すべきである」
この考え方は、あらゆる課題解決が必要な場面において使える考え方で、受験勉強にも当然応用することが出来ます。
どういう考え方?
まず、この考え方がどういうものかというと、何か一つの大きな課題があった際に、漠然とそれに立ち向かうのではなく、それを達成するために何が必要なのかということ考え、小さな課題に分けて一つひとつ解決していくべきという考え方です。
大きな課題を、大きな状態のまま解決することはできないことは皆さんもわかると思います。例えば、スイカを食べようと思った時に、そのままかじりついて食べることは出来ません。まずは食べやすい大きさに切り分けて、口に入れて、種を出して、ようやく飲み込むといったようにタスクを小さく分割しますよね。スイカを食べたいと思ったら、まずはどうやって切ろうか(食べられる大きさにするか)という小さなことから考えていくことになります。このように分割して考えていけば、何をすべきかが明確に見えてきて、順々に解決していけば最終的に大きな課題を解決することが出来ます。これが「困難は分割せよ」という考え方です。
受験勉強においてどう応用する?
さて、モチベーションを保つという観点から、この考え方がどう生きるのかという話を書いていこうと思います。
勉強のモチベーションが無くなってしまう原因は何でしょうか。「やることが多くてやり切れるか心配」「できるようになる未来が見えない」「内容が難しすぎて出来ない」といったことが一因として考えられると思います。
このような場合は、問題を大きく捉えすぎてしまっているということです。「やり切れるか心配」なら、なにをやる必要があって、そのためにはどんなペースで、どれくらいやるのか、を考えて、目の前の課題ひいては一問一問の問題を解いていくことの積み重ねに過ぎないし、「難しすぎて出来ない」ならどこが難しくて、どこまで分かっていてどこから分からないのかを明らかにして一つ一つ分かるようにしていくだけです。
結局、受験勉強という大きな課題も、一問一問の問題を解くというレベルの小さなことの積み重ねにすぎません。広い視野を持つことは大切ですが、漠然と認識するのではなく、目の前の一つ一つをこなしていくという認識を持ってください。
問題を一問解くというこということならば、モチベーションに関わらずできると思います。とにかく、そのレベルまで自分の課題・悩み=困難を分割して捉えなおしてみてください!
そうすればモチベーションという概念にとらわれることなく、受験勉強をこなしていくことが出来ると思います。
2. 大学入った後のことを考えよう
さて、二つ目の考え方は、「大学に入った後の自分を想像する」ということです。
何のために頑張っているか分からなくなって迷走してしまった時には、原点に立ち返ってみてください。大学受験をすると決めたのはあなた自身です。それはなぜですか?「将来こういう姿になりたい!」「憧れの大学に入りたい!」何かしら必ず芯となる理由があると思います。その夢・志を思い出してください!
夢・志はどんなものでも構いません。「高学歴になりたい」といったものでもいいでしょう。大事なのは、それに対して自分がワクワクできるかどうか。
ワクワクする気持ちというのは、一番の原動力になります。理想の姿になっている自分を想像して、それに対してワクワクする。そういったちょっと先のことをたまに想像することでモチベーションを高めてみてください。
最後に
今回は僕が意識していた考え方の二つを紹介しました。偉そうに書きましたが、あくまでこれは考え方の一例にすぎません。どのような考え方が最もモチベーションを高められるかというのは個々人によって変わってきます。なので、自分にあった考え方を見つけてください。おすすめは、自分と同じような状況・境遇にあった先輩から話を聞いてみることです。
平塚校には様々な経歴の担任助手が在籍しています。ぜひ、校舎でいろんな担任助手に話を聞いてみてください!